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ブレンボ等の車種別装着キット・ゾーブインダストリー

2011年5月26日 / 最終更新日 : 2018年11月20日 jetstroke 社長ブログ

ブレンボ等の車種別装着キット・ゾーブインダストリー

※下記の内容は2018年以前のみんカラブログの記事をホームページ用に転載した過去ログとなります。

今回のブログは、ＺＯＯＶ　ＩＮＤＵＳＴＲＹ(ゾーブインダストリー)が提案する、ブレンボ、ＡＰロッキード等のキャリパーの車種別専用キットの御紹介です。

その名も、

ＺＯＯＶ　ＩＮＤＵＳＴＲＹ

ＨＩＧＨ　ＰＥＲＦＯＲＭＡＮＣＥ　ＢＲＡＫＥ　ＳＹＳＴＥＭ

このブレーキシステムにより、様々な車種に下記のようなブレーキを装着する事が可能になりました。

まずはキャリーパーの紹介です。

こちらは世界有数のスポーツカーメーカー LOTUSがいち早く採用したブレンボ4POTキャリパー。
ピストンまでアルミで製作された高剛性キャリパーは小型軽量で純正2POTより格段の制動力を誇ります。
332φ340φシリーズやリヤブレーキ等に最適。

Brembo 4POT LOTUS TYPE CALIPER
ブレンボ 4POT ロータスタイプキャリパー　L : 281mm / H : 73mm

こちらはあのフェラーリF-50が採用したブレンボ4POTキャリパー。純正の4POTでもほとんどが鉄製の為、同じサイズでもバネ下軽減によってボディ軽量化の5倍と同等の性能を発揮。ローターサイズを選ばない多様性が魅力の高性能4POTキャリパーです。

Bembo 4POT F-50 TYPE CALIPER
ブレンボ 4POT F-50タイプキャリパー　L : 290mm / H : 72mm

こちらはＡＰロッキードの削り出し製作の高性能レーシング4POTキャリパーです。
削り出しによる高剛性キャリパーは軽量で純正2POTより格段の制動力を誇ります。

AP LOCKHEED 4POT CALIPER
ロッキード 4POT キャリパー　（カラーレッド）

こちらは4POTよりパッド面積を広げて制動力をさらに向上させた6POTキャリパー。
制動力はもちろん、見た目にも迫力のサイズが魅力の一つです。

AP LOCKHEED 6POT CALIPER
ロッキード 6POT キャリパー

こちらはあのAMGが採用した6POTキャリパーです。
4POTよりパッド面積を広げて制動力をさらに向上。
（特注カラー　レモンイエロー）

AMG TYPE 6POT CALIPER
AMG TYPE 6POT キャリパー　L : 318mm / H : 97mm

こちらは制動力とブレーキタッチの向上を図った迫力の高性能8POTキャリパー。
4POTと総合ピストン径は同じですが、連続使用時のブレーキタッチに変化が出ないのが特色。
大口径ローターに最適。制動力はもちろん、見た目にも迫力のサイズが魅力の一つです。

Brembo 8POT　”TYPE-F” CALIPER
ブレンボ 8POT キャリパー　L : 318mm / H : 89mm

こちらもAMGが採用した8POTキャリパー。
こちらも4POTと総合ピストン径は同じですが、連続使用時のブレーキタッチに変化が出ないのが特色。
大口径ローターに最適。制動力はもちろん、見た目にも迫力のサイズが魅力の一つです。

Brembo　８POT　”TYPE-M” CALIPER
AMG TYPE 8POT キャリパー　　L : 345mm / H : 97mm

標準カラーはブラック、レッド、シルバー。

別注にてキャリパーやﾍベルハウジングのカラー、LOGOマークカラーなどをオーダー可能です。車体やホイールに合わせた、特別なブレーキシステムを製作いたします。

こちらはローターです。↓

ＺＯＯＶ　ＩＮＤＵＳＴＲＹのローターは、65回以上にも及ぶ製作工程を繰り返しテストし、テスト＆トライを繰り返しながら常に進化しています。

材質も研究開発を繰り返し、高熱に耐えパッドの摩擦係数がUPする最良のタイプをチョイス。材質成分はFC材（ねずみ鋳鉄）のベースに多量のカーボンを含ませたオリジナル。さらに混合させることによる、もろくなるデメリットを防ぐため5種類のメタルを配合しオリジナルローターシリーズが完成。さらなる改良を求めてレース環境でもテスト＆フィードバックしております。

形状はベンチレーテッドタービンベーン構造を採用。風の抜けが良く、タービンベーン構造が強制的に高温にさらされ、熱が逃げにくい内部エアーを排出。それはストレートベーンより、エアーダクトの解放があり、設置面積が大きく強度もUP。さらに随時研究開発の為、性能の向上を考え76種もの形状を開発。今後は日本最高峰GTレース部門での開発、そのカテゴリーにあった最適の材質選択を研究開発中です。

制動力はもちろんドライバーがその状態をいかに把握し、ブレーキングできるか。それはブレーキシステムに求められる性能の一つです。ジェットストロークオリジナルローターシリーズはローター表面温度が500度前後をベストに設定。フェードなどのトラブルに陥らない様に750～800度を超えると軽いジャダー起こり、ドライバーに伝達。温度がそれ以下に落ちるとまた、正常に復活。最適なブレーキ性能がドライバー自身でわかります。

ローターにはドリルドとスリットタイプを採用

▼ドリルド
耐久性はスリットの7割程度となりますが、ドリルドのホール形状により、パッドとの摩擦係数が良く、冷却効果と軽量化に最適。
▼スリット
主にレース用に用いる。サーキットユースに最適。クラックが入りずらく高耐久性です。

インナーベル

インナーベルには、2017S焼き入れアルミを採用。他の材質に比べ、7075（航空機ジュラルミン）は強度はあるが、割れやすく冷えると堅くなるのでローターインナーベルには不向きです。2024材は日本でも消費量がほとんどなく、ほぼ輸入に頼っているため金属の安定性が出ていません。つまり、むらが多く、結果としてブレーキなどには使用しないのが賢明です。

色もお選びできます！！

形状は車種ごとに通常全く見えない裏側にも肉抜き等を施し、いかに軽量化と強度をUPさせるかを重点的に開発。（車種により全く異なる形状になるため写真は一参考形状と考えて下さい。）見た目もたいへん美しいオリジナルシャンパンゴールドは、温度0度にて時間をかけた特殊なハードアルマイト加工を採用。表面硬化の深度が通常の10ミクロンが30ミクロンにまで浸透。徹底的に強度を追求しました（※特注にてアルマイトのカラーをオーダー可能ですので、マシンのカラーに合わせることが出来ます）。

ローターピン

ローターとインナーベルを繋ぐ、たったこれだけの小さいローターピンですが、ブレーキシステムには非常に重要なパーツの一つです。材質は当然ですが、当社極秘。なぜなら2017Sとの相性を考えピンとベルがお互い削れないベストの素材を選択しなければならず、生鉄45C / 55Cをテストした結果、現在の材質が開発されました。ピンの長さにはベルフロータイプを採用。ローターとピンはしっかり固定しなければならず、用途、形状に合わせて丸6mm・丸8mm・長穴の3種類を採用。大口径ブレーキの弱点でもある鳴きを発生を抑えるにも効果的です。

割が入っている為、締め付けトルクによりフローティング量の調整が可能。締め付け大にすることで、不快な鳴きが無くなるストリート向きに。反対に緩める事でサーキット等の熱変化が大きい時に対応。

各種補修用ローター

各ローターサイズは他社製品との適合品などもありますので、補修用、及びジェットストロークオリジナルブレーキシステムをお試しになってみたい方は、装着ローターサイズをお調べの上、ご連絡ください。適合お調べいたします。
※スリットタイプ、ドリルドタイプあります。

ブラケット

2017Sの焼き入れ加工を使用。提携工場にて製作の為、ワンオフ等スピーディーに対応可能です。車種別リストにご自身のマシンがない場合、車両持ち込みにより、ブレーキKITのワンオフが可能です。
肉抜きよる軽量化と、強度がかかる部分のRを取り、応力を分散。全体強度をUPした形状です。ここでもインナーベル同様にハードアルマイト仕上げです。
※車種によりブラケットの形状は異なります。

ブレーキPAD

使用状況に合わせてチョイスが可能な3タイプを採用。

▼TYPE “S”（ストリートタイプ）
ダストが出にくくホイール等足回りが汚れづらく、鳴きづらい材質を採用。ノンアスベストタイプ。
▼TYPE “HS”（ハイストリートタイプ）
高速、峠を攻める為に開発。
ローター適正温度域：0～800度
平均摩擦係数：0.30～0.40

ステンレスメッシュブレーキホース

イギリスのJLS社製ステンレスメッシュブレーキホースを採用しています。フィッティングもアルミでは耐久性に不安が残る為ステンレスタイプを採用。カシメにはプレス圧縮タイプを採用し、全て耐圧検査を実施。トラブルを防ぎます。（これはF1等でも使用している非常に安心出来る製品です。）対摩擦防止のPCカバー済み。各長さ、形状に対応する為、社内で加工フィッティングしていますので、ワンオフ製作も可能です。

その他、KITにはブレーキ取り付けに必要なボルトオンパーツは全て揃っています。

ホースフィッティング用カッパーワッシャー
各サイズ対応シム
ネジロック剤

ビックキャリパーを装着する為のセッティング＆クリアランス

最近の車達は対向４ｐｏｔ、６ｐｏｔも見かけるようになりましたが、まだまだ、方押しキャリパーも主流ですね。

ＢＭＷなどは片押しにこだわり重量級＆スポーツ系の車種でも片押しキャリパー設定の車達が多いです。それにともない、片押しキャリパー車達のホイールはオフセット＆デザインもノーマルキャリパーに合わせたセッティングの物も多く、ホイールスポーク面から、ノーマルローター面（図－Ａ）までの距離も５０ｍｍ前後の物が多く、どうしてもビックキャリパーに必要な６５ｍｍ以上のクリアランスが取れず、装着が厳しい車達も多いです。
そこでＺＯＯＶ　ＩＮＤＵＳＴＲＹでは、特別製作や車両持ち込みによるワンオフセッティングも行ないます。

ジェットストロークでは何台もの車達を製作してきた経験をいかし、ボールジョイントやアーム類をよけた特別オフセットなども製作しています。
それでも不可能な車種には特殊ジュラルミン製特注スペーサーを車体にあわせ製作。
図をご参考に、ぜひＺＯＯＶ　ＩＮＤＵＳＴＲＹ　ＢＲＡＫＥ　ＳＹＳＴＥＭ導入をご検討ください。　↓