社長佐々木のFacebookの投稿ブログです

１１月２７日　投稿

「ママ！この子、おうちにつれて帰ろうよ！ぼくがお世話するから！ねっ！おねがい！」

長男のラブコールにより佐々木家の三男として迎え入れられたろくべぇ。当時真秀は7才、善之心は3才。この日から僕らは5人家族になった。そして3人兄弟として育ってきた。

ろくべぇは真秀が大好きだった。
真秀が学校から帰ってくるとすぐに飛び付き、一緒に遊んだり膝の上で寝てたりした。

一方でろくべぇは善之心の事を下に見ていて、はじめはマウントを取っていた。www体の大きさもあまり変わらなかったしね。

どこへ行くのも3人いつも一緒だった。

やがて長男と次男は体も大きくなり、部活や大学やバイトで忙しくなり、ろくべぇとは休日か夜しか遊んであげられなくなっていった。その分パパとのお散歩の時間や同伴出勤の機会は増え、家族旅行では一緒にSUPしたりカヌーに乗ったりもした。

事態は2ヶ月前に急変した。晩年期は白内障で目は殆ど見えず、耳も悪くなっていたけど、レントゲンの結果、心臓と腎臓に疾患があることが見つかった。

それから薬で治療を続けながら入院も何度かしたけど、先日先生から余命宣告を受けた。

家族で話し合った結果、延命治療を断り、自宅に連れて帰って最後の時を一緒に過ごそうと決めた。

皮下点滴を初めてからは意識がもうろうとしていて、歩くことも食べることも鳴くことも出来なくなっていった。

その時は突然訪れた。

一昨日14:40分、突然「キャンキャン!」と二回吠え、まるで最後の力を振り絞ってお別れを伝えるように、二人の兄弟が見守る中ろくべぇは息を引き取りました。

ろくべぇ、15年間ありがとう。

普段は感情を表に出さない性格の真秀は、最後のお別れの時、堪えていた涙を押さえきれず泣き崩れてしまった。善之心も今日は学校をお休みしてしまった。

僕ら夫婦も大切な子供を失い、心にポッカリ穴が空いてしまった。

とはいえペットでしょ？と思う人もいるだろうし、僕自身も正直そっち派だと思っていたのに、毎日当たり前に訪れていた日常がこんなにも突然変わってしまうと、これほどまでに辛いとは思わなかった。

また4人になってしまった佐々木家。
でもいつまでも下を向いてはいられない。

死んでしまったろくべぇが、 どうしても生きたかった大切な明日を、残された僕らがなんとなく過ごすわけにはいかない。

気持ちを切り替えるのはまだ少し先になるかもしれないけど、僕には家族以外にも守らなければならないものがある。

命の尊さと儚さを教えてくれたろくべぇの死を乗り越え、ずっと忘れずに、これからも生きてゆこう。

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