カーボン貼り付け加工!DIY!オプション2の取材です!

※下記の内容は2018年以前のみんカラブログの記事をホームページ用に転載した過去ログとなります。

 

みなさんこんにちわ!

今日の千葉県は快晴!!

気温も21度と、とても仕事がしやすい陽気です♪

今日は先日行われた、オプション2の取材の内容を書いてみようと思います。

お題は「カーボンファイバー加工・カーボン復活塗装の巻」と「3Mカーボンシート貼り付け加工」の巻き」でしたが、2つをいっぺんに書くととても情報量が多いので、2回に分けて書いてみようと思います。

第一回目はカーボン加工のやり方をなるべく写真を多めに使って説明していきたいと思います。

こちらは今回のお題車両。 ウチのS13シルビアです。(ホワイトパールにオールペンしたばかり!) 

今回は給油口のフタをカーボン加工しちゃいます♪

まずは給油口を取り外し、適当なペーパーで下地処理をします。↓(240~600番位) 作業者はオプ2編集部のオータさん。 カメラマンはエロい写真で有名なモトスケさん。

朝っぱらからノリノリで撮影スタート!!笑いの絶えない現場でした♪ (撮影2割・エロトーク8割♪)

下地処理が終了したら、ポリエステル樹脂に硬化剤を入れていよいよ張り込みます!(本来はエポキシ樹脂を使いたい所ですが、強度は必要ありませんし、作業性も良いので通常の樹脂で施工します。) っと思ったら、写真が抜けてました!!(撮り忘れ!) 硬化剤を入れる前にあらかじめカーボン繊維を給油口より2センチ位大き目の大きさに裁断しておきます。 (この時、通常のカッターやハサミでは繊維がよれてしまうので、ロータリーカッターを使うと便利です。)

給油口に樹脂を塗ったら、カーボンを置いてみます。画像にあるカーボンのフチの黄色いラインはマスキングテープです。 このようにしてマスキングテープを張った上から裁断すると、繊維のほつれを防止できます。  また複雑な面に張り込む場合や、2枚いっぺんに張り込みをする時は低粘着のスプレーのりを使用し、あらかじめ繊維を重ねておくと便利です。

一枚目のカーボンを置いたら、その上から樹脂を含浸(がんしん)させます。ちなみに今回使用しているカーボン繊維の種類は3kと言いまして、1本の束が3000本の繊維で織られているモノをです。 ちなみにF1やレース用の自転車、模型飛行機等には1Kと言って、一本の束が1000本で構成されるモノを細かく織る事から非常に軽く、強度の高い繊維が使用されています。 (もちろん値段も高価です!)
また折り目の種類も「平織り」と「綾織り」がありまして、今回使用しているのは「綾織り」です。
コチラの方が曲面への張り込み時に繊維がよれる可能性があって技術的には難しいのですが、光の反射でナナメに大きな模様が現れビジュアル的に派手になることから「魅せるカーボン」としてカスタムに使うならコチラをオススメ致します。(強度は平織りの方が高いとされています。)

次の工程ですが、なんとここでカーボンではなくFRPのマットを1枚積層します。
なぜかと言うと・・・・  それは後でのお楽しみ♪

そして樹脂を含浸させ・・・↓

2枚目のカーボンを置きます。  前にも書きましたが強度は必要ないのでカーボンは1枚でも良いのですが、車体色が白いため下が透けないよう今回は2枚張り込みます。(車体が濃色なら1枚で十分です。)

そして更に樹脂をたっぷりと(←コレすごく大事!!) 染み込ませます。↓

ここで秘密兵器!!

サランラップ君登場!!

んん???

ラップ??

そうなんです。

どこの家庭にでもある無色透明のニクイ奴! サランラップ君のお出ましです。(クレラップ君でもOKです。)

なぜ使用するかと言いますと、コイツを樹脂の表面に張ることで、樹脂が硬化した時の表面をツルツルに仕上げちまおう!という裏技です!

なーるほど!!と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。 模型飛行機などではよく使われる技法なんです。

それともう一つ。 なぜFRPのマットを1枚入れたのか・・・

アイツの正体は・・・・・  ←(かなり重要)

樹脂をリッチな状態にする為です。

※リッチと言っても、お金持ちではありません。(笑) 豊富に含ませるという意味です。

そうすることで表面に溜まる樹脂を増やし、後々の表面成形をしやすくする事が出来ます。

では早速、先ほどたっぷり樹脂を染み込ませたカーボンの上にそ~っと乗せ・・・・↓

ヘラで優しく脱泡します。 (樹脂がなるべく表面に残るように優しく作業します。)

先日ボブ店長が「バファリンの半分は優しさで出来ているのなら、俺が出したお代の半分は優しさに対して払われているのか。」とつぶやいていました。

まさにその通りだと思います。 バファリンの本来の効能だって、優しさがなければ威力が半減してしまうに違いありません。

奥が深いです。 はい。

また、ポリ系(ポリ塩化ビニリデン・ポリエチレン等)のフィルムはFRP樹脂とくっつかない性質を持っています。  (もし剥がすときにピリリとフィルムが破れてしまったら、ガムテープを上から張って脱毛のようにエイヤーー!っと引っ張ると剥がれてくれます。)

仕上げは佐々木おじさんが担当~↓

一日取材の為、ヒーターで炙って強制乾燥しました。(近づけ過ぎ厳禁!!) 常温乾燥なら丸1日は置いた方が無難でしょう。 

乾いたら余計なバリをエアソーで切り落とし・・・↓

側面&上面をサンダーで整えます。(手作業でも可能です。)

最後に側面を黒くタッチペンしましょう。↓(場合によってはスプレーガンで表面までぼかした方がキレイです)

表面処理は樹脂をたっぷり塗ってラップで整えましたので、磨いて終わりでも十分キレイですが、更にキレイに仕上げる為にクリアコーティングを施します。

と、

その前に。

よくカーボンボンネット等でパリパリ表面が剥がれちゃってる車を目にしませんか? ウチのシルビアちゃんも、カーボンミラーがパリパリ剥がれてきちゃって無残な姿に・・・

せっかくなので、研磨して再塗装する事にしました。

まずは600番程度のペーパーで、全体的に1枚皮を剥ぐようなイメージで下地処理します。(この時、下地のカーボンを傷つけないように気をつけます。)

こんな感じ↓

これを先ほどの給油口と一緒にクリア塗装します。

こちらは乾燥の図。

すでにこの時PM7時を回っており、早くしないと取材班が帰れない~!! って事でヒーターで強制乾燥です!!

その間に吹きだし用の写真を撮影しました。

こちらはボブ店長↓

続いてわたくし↓

そして乾燥すること1時間・・・

ハイ!!完成!!

カーボンステッカーでは味わえないリアルな質感はやっぱり最高です。

今回は給油口でしたが、内装パーツにも施工OK!

剥がれかけたカーボンパーツも見事に復活致しました。

ご依頼もお受けいたします♪

この取材の模様や、ブログには書いていない詳しい施工内容につきましてはオプション2 12月号に掲載予定ですのでぜひお買い求め下さい♪
DIYにも活用できそうな情報が満載です!!

ps

私が毎月書かせて頂いてる、コラムのコーナーも読んで下さいね~!

それではバイチャーー!!

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